極悪と戦えば極善となる

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C作戦を日顕に伝授した山崎

阿部日顕は、最初は創価学会と協調路線をとっていたが
山崎は高橋公純(当時 本応寺住職)や弟の段勲などのルートを使って、
日顕が池田名誉会長や創価学会へ悪感情を抱くように情報操作し続けた。



宗門内部の実情を暴露した「地涌」には、C作戦(創価学会分離作戦)の詳しい内容が載せられている。


①池田名誉会長の総講頭の罷免


②創価学会に要求をつきつける


・宗教法人 創価学会の役員の半数を日蓮正宗の僧侶より選出する
・池田名誉会長は、単なる名誉職とし、いかなる権限ももたない
・池田名誉会長は自宅謹慎する
・聖教新聞は池田名誉会長の発言を掲載しない また同氏に対する報道も一切行わない
・第一庶務は解散


③要求を承諾しない場合は、池田名誉会長を破門にし、テレビ、ラジオ、雑誌などを通じて、日蓮正宗と創価学会は全く関係ないことをアピールする


④朝日、毎日、読売に、日蓮正宗と創価学会は一切関係ないという主旨の「公告」を一週間にわたり掲載する その費用は一億二千万とする


⑤日蓮正宗と創価学会を分離した後、どちらに入るかは創価学会員の選択に任せる



このC作戦、もともとは山崎が日顕に指南したものだった。



「どう?和道さん、僕の手腕は。ざまあみろってんだ。俺をナメたらどうなるか、池田も思い知っただろうよ。いやあ、苦しかったよ、長かったよ、ここまでもってくるのは」


「今度の問題に山崎さんが噛んでるの?」


「当たり前でしょう。誰があのテープ (お尋ね文書で取り上げられた池田名誉会長のスピーチ) を阿部さんの元に届けたと思ってんの。誰がC作戦を授けたと思ってんの。あー、疲れたよ、やるだけやったよ、僕は」


ー私は半信半疑だったが、間断なく宗門や学会に情報網を巧みに張り巡らし、阿部師に届くよう操作情報をまことしやかに流し続けていたであろう山崎氏の不気味さを知る思いであったー                    (浜中和道 回想録より一部抜粋)