【短気 行動のコントロールの欠如】
サイコパスは抑制心が乏しく、ほんのちょっとした刺激にも抑制がきかない。その結果、短気で、癇癪持ちで、欲求不満や失敗や責めや批判に対し、突如、暴力や脅しや悪口雑言で反応する。
山崎正友の単発的、反射的な面は、三億円を恐喝したときの言葉にも表れている。
後に逮捕されるが、裁判で彼は嘘に嘘を重ねた。
【嘘つきでずるく、ごまかしがうまいのはサイコパスの生まれもった才能】
といわれるが、同時にまた、
【自分の正体が見破られる可能性に驚くほど無頓着】(ロバート・D・ヘア)
というのだから、我々凡人は驚くばかりである。
【浅い感情】
生体臨床医学の記録機を使って研究室で実験してみると、サイコパスは恐怖に対する生理的反応に欠けていることがわかる。
【彼らはたんに浮かれ気分で何かをやり、あとでどうなるかはたぶんわかっているのだろうが、ほとんど気にもとめない。彼らにとって、恐怖は、ほとんど知識として知っているだけで、生理的苦痛をともなうものではない】
(中田光彦氏著 「サイコパスの犯罪」より)