極悪と戦えば極善となる

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エンパシーが功を奏した婦人部総会

私は敏感な性質で、人にもの凄く神経を使う。


悩みの相談にのったりすると、必要以上に相手に共感してしまうために、話が終わると一気に疲れて寝込んでしまうこともあった。
夢に友人がでてきて苦しそうな表情をしていたので、気になって電話すると案の定、
悩みを抱えていて相談しようと思っていたと言われた。



私のような体質を、エンパシー(共感能力)が高い、エンパス体質というのだそう。
人の痛みなど自分のことのように感じてしまうため、正直、他人と関わるのが辛く、
しんどいことも多い。



だから他人と自分の考えが混乱し、自分を見失いそうになる時は、人とはいったん距離を
置き、一人になって自分を見つめなおすことで精神衛生を保っている。



しかし""人に気を使う性格、人に共感する能力""が、毎月の小グループでは大いに役立っている。「みなさん忙しい中、集ってきてくださるのだから全員に""来てよかった、元気になった""と心から思ってもらえるようなグループにしよう」と毎回、真剣に祈り、全力を尽くせているし、一人一人の話にじっくりと耳を傾けられる。



今回の婦人部総会では、バラ園でピアノ演奏をさせていただいた。
普段、仕事で忙しくなかなか会合に参加できないKさんが駆けつけてきてくれて
大いに盛り上がった。大輪に咲き香る美しいバラを眺めながらのティータイムはちょっぴり優雅な気持ちに。「時間に追われる毎日、たまにはこういう時間も必要だよね」



終了後、Kさんから「ピアノ感動しました、参加できてよかったです」と嬉しい連絡が。



「私、アガリ症なので人前で弾くときはミスタッチしないように、真剣に題目をあげて
一生懸命練習してから本番にのぞむんです」


「そうなんですかー?全然、緊張しているようには見えませんでした。
そんな思いをして一生懸命、弾いてくださってたんですね。心に響く演奏、ありがとうございました。」



このKさんの言葉で、私の疲れも一気にふっ飛んだ。
Kさんは、家庭においても一家和楽の実証を示し、職場においても
「いなくてはならない人」に。そんな彼女を私は尊敬している。



みんなが主役の婦人部総会。
先生が徹して陰のひとを大切にされているように、
私も陰で頑張っているグループのメンバーに、光をあてていこうと思う。



エンパシーを上手に生かすには、やはり自分自身をしっかり確立しておくことが大事になる。相手に共感、尊重した上で「自分」と「相手」の線引きはきっちりとおこなう。
稲はくっつけてすぎて植えると育たない。人間同士も同じ。
ほどよい距離感をたもちながら、風通しのいい人間関係を築いていきたい。