極悪と戦えば極善となる

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身近に潜んでいるかもしれない異常人格者Ⅴ

【短気 行動のコントロールの欠如】


サイコパスは抑制心が乏しく、ほんのちょっとした刺激にも抑制がきかない。その結果、短気で、癇癪持ちで、欲求不満や失敗や責めや批判に対し、突如、暴力や脅しや悪口雑言で反応する。


山崎正友の単発的、反射的な面は、三億円を恐喝したときの言葉にも表れている。
後に逮捕されるが、裁判で彼は嘘に嘘を重ねた。


【嘘つきでずるく、ごまかしがうまいのはサイコパスの生まれもった才能】


といわれるが、同時にまた、


【自分の正体が見破られる可能性に驚くほど無頓着】(ロバート・D・ヘア)


というのだから、我々凡人は驚くばかりである。


【浅い感情】


生体臨床医学の記録機を使って研究室で実験してみると、サイコパスは恐怖に対する生理的反応に欠けていることがわかる。


【彼らはたんに浮かれ気分で何かをやり、あとでどうなるかはたぶんわかっているのだろうが、ほとんど気にもとめない。彼らにとって、恐怖は、ほとんど知識として知っているだけで、生理的苦痛をともなうものではない】


                    (中田光彦氏著 「サイコパスの犯罪」より)