極悪と戦えば極善となる

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会津の悲劇



白虎隊 泪橋の戦い 娘子軍 中野竹子


【人間の生命というのは不思議なもんで自分のためだけに生きて自分のためだけに死ぬというほど人間は強くない。人間は何かの理想なり何かのためということを考えているんで、自分のためだけに生きるということはすぐ飽きてしまう。死ぬのも何かのためということが必ず出てくる。それが昔言われた「大義」というものです】
                                三島由紀夫


私は子供のころから無類の「歴史好き」で、何年か前に福島の会津若松市に観光で訪れ、白虎隊(幕末・会津藩の少年部隊)が眠る飯盛山のお墓で冥福を祈り手をあわせた。


「女白虎隊」とも呼ばれている「会津娘子軍」という女子だけで結成された軍があった。
武家の婦女子なので、日頃から薙刀などの訓練を受けていたと思われるが、男性より腕力では確実にかなわない女性たちが、ジャンヌ・ダルクのごとく長州・大垣の猛者たちに立ち向かっていける強さの根源は、やはり「会津を絶対に守る!!」という強き一念だったと思う。


とはいえ、異国の軍隊に責めてこられた恐怖は量りしれないものがあっただろう。


ウクライナでの戦争もまだ終わっていないが、今後、白虎隊や会津娘子軍、二本松少年隊(二本松藩から戊辰戦争に出陣した12歳~17歳の少年部隊)などの悲劇がおこることのないよう平和を祈っていこうと思う。

白虎隊が眠る 飯盛山