極悪と戦えば極善となる

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牧口門下の退転の原因

ご主人がどこまでも広宣流布のために、また、職場で頑張るためには、夫人の力が非常に大事になるということです。大聖人も、男は『矢』、女は『弓』と仰せであり、妻の信心によって、夫は大きく左右されていきます。いわば、妻あっての夫といえます。


戦時中、学会は、軍部政府と戦い、大弾圧を受け、牧口先生、戸田先生をはじめ、二十人ほどの幹部が牢獄へ入りました。投獄された幹部は、最初は皆、何があっても正義を貫こう、信心を貫こうと心に決めていましたが、しばらくすると、次々と退転してしまった。


結局、最後まで戦いぬいたのは、牧口先生と戸田先生だけでした。


では、ほかの最高幹部が退転していった原因はなんであったか。
それは、最初に、妻が信心を失ったからです。そして、夫にも信仰を捨てて、早く家に帰ってくるように迫ったことが原因です。


先日も、ある方面で、幹部夫婦が学会を除名になりました。学会員を騙して金を借り、大勢の人たちに迷惑をかけたんです。よく調べていきますと、妻の生活は派手であり、たくさんの洋服を買うなど、自分自身の虚栄のために、主人を動かして、会員から金を借りるように仕向けていたとのことでした。結局、妻に操られていたようなものです。皆さんは自覚していないかもしれないが、妻の影響は、それほど大きなものなんです。


極端な言い方をすれば、夫がよくなるのも、悪くなるのも、また、子供がよくなるのも、悪くなるのも、ひとえに、妻であり、母である夫人の皆さんにかかっているといえます。その夫人が、ひねくれてしまったり、自分の虚栄心のままに生きたり、あるいは鬼子母神のごとく、わが子を溺愛し、ほかの人の子供を食うかのような生き方になればどうなるか。やがては、夫も子供も、また、周囲の人びとも不幸になってしまう。


皆さんは、何かあれば愚痴をこぼしたり、人を嫉妬したりする、暗い、沼地のような生き方
であってはならないと思います。明るく、はつらつと、日々、生活の軌道を力強く歩みぬく‘’太陽の人‘’であってください。また、ご一家を守りながら、宿命に泣く人々を励まし、地域に希望の光を送る‘’太陽の人‘’であってください。


                   (新・人間革命第8巻 清流の章より)