【つまり、功徳といっても外から与えられるものではなく、自分の生命のなかから、泉のごとくわき出してくるものです。そして、依正不二という仏法の原理で、自分の環境を変え、幸いを万里の外から集めることができるんです】
【さらに、人の悪を滅し、善を生じさせていく行為が折伏です。ゆえに、折伏を行ずること自体が、人に功徳の道を開くことであり、同時に、それによって、自分自身も功徳を受けていくことになります。これが日蓮仏法です】
【さて、仏法は、人びと幸福を願う慈悲の教えですが、慈悲には、悪と戦う勇気が不可欠です。もし、悪を放置しておけば、結局は悪がまかり通り、皆が不幸になってしまうからです。したがって、邪悪と戦ってこそ慈悲であり、本当の仏法者であると、申し上げておきたいのであります】
(新・人間革命4巻P122~凱旋の章より 池田先生の御指導)
ご近所の方から、ある相談を受けた。「公明党の議員に言っておきます」
と威勢よく答えたものの、町の公明党議員に電話をするのは初めてで、
「人見知りで緊張しい」の私はドキドキした。
その時、またしても「己心の師匠」の厳しい叱咤が飛んだ。
「勇気を出すんだ!しっかりするんだよ。自分の住んでいる地域を大事にするんだ。いいね、頼んだよ」
勇気を出して、コンタクトをとった。その公明党の議員はすぐに動いてくれ、議員と一緒にそのお宅を訪問した。そのご近所の方は大変喜んでくださって、こう言われた。
「相談したことが、通らなくてもいい。‘’すぐ動いてくれた‘’ことが嬉しいの」
嬉しかった。勇気を出して本当によかった。
その夜、池田先生のお写真を見ながら、「先生、私は勝ちました」とご報告した。
「全部みていたよ。よく頑張ったね。嬉しいよ」
お写真の先生は微笑んで、そう言ってくださっているように感じた。
【根本は題目です。「広布のために勇気を出させてください。相手に真心が通じ
るように!」と真剣に祈ることです。そして大事なのは、先輩と同志と一緒に活動することです。一人ではなかなか勇気がでない】
【何でもいい。一歩を踏み出すことだ。苦手な人に笑顔で挨拶できた。これも勇気です。「面倒だな」と思うけれども、頑張って会合に参加した。これも勇気です。その一歩から、自身の人間革命も大きく進んでいく】
(池田先生の‘’勇気‘’に関する御指導より 御書と青年)