私はもともと「極度のあがり症」で、人前で話すとき緊張のあまり声が出なくなり、ひどい吃音(どもり)で悩んでいた。
女子部の部長になって人前で話をすることも増え、週に一度の「部活」が嫌で仕方なかった。今のようにラインもなく、部員さんに会合の連絡するのは、基本、家の電話。
部員さんのご両親が電話に出られることもあり、緊張しすぎて言葉が出ないことも。
心配した先輩が病院に付き添ってくれたこともあった。
転機がきたのは、選挙の遊説の話がきてからだ。
遊説は、基本、何も見てはいけないので、有権者の方が手をふってくださったときの「御礼の文句」を何パターンかを暗記しておかなくてはならない。街頭演説も紙をみてしゃべってはいけない。
遊説の練習中、引き受けたことをひどく後悔した。
遊説カーに乗っての本番も、緊張でたくさんミスし、かなり落ち込んでしまった。
しかし、不思議なことに、遊説が終わってからというもの、吃音の症状がまったく
出なくなったのだ。これには驚いた。私は、遊説を通して宿命転換の戦いをさせて
いただいていたのだ。
今日、座談会で司会をさせていただいたが、アドリブも入れて、自分なりに楽しく盛り上げることができたと思っている。「人前で話すが、めっちゃくちゃ楽しい!」と感じた。
以前、緊張で声が出なくなっていた自分が、ここまで変わることができるなんて、
本当にこの信心の功徳、学会の訓練は凄いと改めて思う。