病ある人 苦しんだ人が仏になる
私は、人前でピアノ演奏する機会が多く「自分が楽しんで弾く」ことをこころがけていたのだが、練習していたある日,ふと「人前でピアノを弾くのがつらい」と思う瞬間があった。
そのことを率直に知人に打ち明けたると、
「芸術家っていうのは、苦しむからこそ良い作品ができたり、人を感動させれるような演奏ができるのよ」
と励ましてくれた。
ここ一か月、自分の病・宿業との戦いの連続だった。
「今までいろんなことを信心で乗り越えてきたけど、今度は、もう、だめかもしれない」と何度もくじけそうにそうになった。
この記事を読んでくださっている方の中にも、宿業に押しつぶされそうになり出口の見えない暗闇にいる人もいるかもしれない。しかし、どんな苦しいときもお題目を唱え続けていけば絶対に出口はみつかる。変毒為薬できる。「春がこない冬」はないのである。病や試練は自分の信心を深めるための糧なのである。
「このやまひ(病)は仏の御はからいか・そのゆへは浄名経・涅槃経には病ある人仏になるべきよしととかれて候、病によりて道心はをこり候なり」(全・P1480)
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