創価学会は金銭貸借は厳禁
そもそも戸田城聖が、会員間の金銭貸借を厳しく禁じたのは、そのために組織が利用されることを防ぐためであった。また、金銭貸借のもつれが組織に波及し、怨嫉などをひきおこすからである。
よく会員の中には、誰に金を貸そうが、そんなことは、個人の自由ではないかという者もいた。そういう声を聞くと、戸田は言った。
「私が金銭貸借を禁じているのは、そのことから、結局は信心がおかしくなり、学会という正義の組織が破壊されていくからだ。金を借りた幹部は、相手にきちんと信心指導ができなくなり、わがままを許すようになる。また、人事も公平さを欠いていく。一方、幹部や会員に金を貸して、返してもらえないというと、学会や信心に不信をいだき、怨嫉し、やがては退転していく。実際にみんなそうだった」
「私は、みんなを不幸にさせないために、金銭貸借を禁じたのだ。もし、どうしても貸したいというのならば、貸せばよい。だが、学会は知らぬぞ。また、返さないといって恨み言をいうな。貸したいなら、あげるつもりで貸しなさい」
金銭貸借の厳禁は、どこまでも信仰の純粋さを守るための、戸田の決断であった。
(新人間革命8巻 清流より一部抜粋)
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