お題目の人にはかなわない
故・浜崎巌さん(島根初代支部長)は唱題に徹する方だったという。
「私は口下手です。だから、大勢の前で話すより、一人と会うことに全力をあげています」
支部結成の挨拶で、緊張で言葉が出なくなったその時、
「支部長がんばれ!」と声援があがった。
緊張でうまく話せず、落ち込んでいた浜崎さんに池田先生は「声仏事」としたためて贈られた。
浜崎さんは、ロウソクを持ち歩き、悩める友がいると「これがなくなるまで祈れば、必ず願いは叶うよ」とロウソクを手渡して激励した。
「題目の浜崎」と呼ばれるほど、徹して祈り、広宣流布のために動かれた。
字を読むのが苦手だった浜崎さんは、大事な御書のページを暗記し、激励する相手に拝読してもらった。
「わしゃ無学だけん」とご生前、語られていたようだが、
教学があっても勘違いをおこし「増上慢」になり、退転していった幹部はいる。
地道で愚直な信心が大切だと教えられる。
(参考文献『わが忘れ得ぬ同志』より)
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