極悪と戦えば極善となる

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成仏用心抄(曽谷殿御返事)


【涅槃経に云く『若し善比丘あつて法を壊る者を見て置いて呵責し駆遣し挙処せずんば当に知るべし是の人は仏法の怨なり、若し能く駆遣し呵責し挙処せんは是れ我が弟子真の声聞なり』云云 此の文の中に見壊法者の見と置不呵責の置とを能く能く心腑に染む可きなり、法華経の敵を見ながら置いて責めずんば師檀ともに無間地獄は疑いなかるべし】
                     (曾谷殿御返事 御書全P1056)


(涅槃経には、『もし仏法者が、仏法を破壊する者を見ておきながら、そのまま放置して、相手の非を厳しく責めず、追放もせず、はっきり罪を挙げて処断しないのであれば、この人は仏法の中の怨である。追放し、責め、相手の罪を挙げる者は我が弟子であり、真の声聞である』


この文の中の「見壊法者の見」(仏法を破壊する者の「見」)「置不呵責の置」(置いて責めないの「置」)とをよくよく心に染めるべきである。法華経の敵を見ながら置いて責めなければ、師檀ともに無間地獄は疑いないのである)