極悪と戦えば極善となる

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在家だけが法難にあってこれはおかしいんだ

藤本秀之助(蓮城房)は三谷素啓の折伏を受け、昭和二年に日蓮正宗に入信。
同十六年に出家する。


藤本蓮城房は、戦時中、日蓮正宗の僧侶でただ一人、逮捕された。
日蓮正宗宗門は、かかわりを恐れて連城房を一宗擯斥処分にして僧籍を剥奪する。


蓮城房は、投獄され、昭和十九年に極寒の長野刑務所で獄死した。享年五十五歳。


彼は生前、このように語ったのだという。


【自分は袈裟を許されて百日だ。僧侶の最下等の僧侶であるけれども僧だ。在家だけが法難にあってこれはおかしいんだ。僧俗一致して法難に逢うというんなら話は分かる。(中略)しかし、牧口さんは大変にお気の毒だなあ】
          (弾正講幹部 片爪氏の回想 大塚興純著『蓮城師の法難を忍びて』)